【閑話休題】 「中学の勉強」
中学と高校では勉強の仕方が根本的に違います。中学は学習範囲がありますので、それを超える勉強は「無駄」ということになります。ですから、できるだけ余計な勉強をしないことが肝要です。しかも、公立高校を目指すなら、5科目をまんべんなく勉強しなければなりません。広く勉強するために浅く学ぶ。「広く浅く」が中学の勉強のコツという訳です。
一方、高校は範囲なんてあってないようなもので、どこまで深く学習できるかがポイントとなります。そのために、文型・理系に分かれ、自分が得意とする教科を選択し専門性を高くして学習していきます。中学の「広く浅く」に対して、「どこまでも深く学ぶ」ことが高校の勉強のコツと言えます。
では、高校で「広く深く」学ぶことができたらどうなるか。そうしたら、国立の難関大学に合格できるでしょう。
確かに、中学の勉強は基礎的な内容ばかり。「広く浅く」で十分です。しかし、ここでつまづいているようでは、深く勉強することなど不可能です。大学受験を考えた場合、中学段階の学習は極めて重要です。決して難しい勉強をするのではなく、理解不足の単元をつくらない。「広く浅く、まんべんなく、もらさず学ぶこと」これが中学の勉強です。