2013年5月14日火曜日


【閑話休題】 「セブンイレブンの看板」

 セブンイレブンの看板には3本のラインがありますが、どんな色が使われているでしょう?

 右の写真のように、上から順にオレンジ・緑・赤です。
 
 オレンジは夜明けの空の色。緑は砂漠にあるオアシス。赤は夕焼け空の色をそれぞれイメージしているとのこと。

 一日の始まりである日の出から、終わりの日没までをお客様のオアシスになる店にしたいという意味が3色に込められているのだそうです。

 この3色の順番を言える人は意外と少ない。というより、ラインが何本あったのかさえ知らなかったという人の方が多いのです。これは、人間の脳の働きと関係があります。目は膨大な情報を得ることができる器官ですが、脳の処理がそれに追いつかないので、必要な情報だけ選んで見ています。意識したところは記憶しておいて、それ以外は脳の方で勝手に端折ってしまいます。

 毎日のように見ているセブンイレブンの看板ですら、色づかいがどうなっているのか意識しないと覚えられない。しかし、何色が使ってあるのか、どういう意味があるのかわかってしまえば、ほぼ瞬間的に覚えてしまいます。

 これは勉強も同じことで、意識しながら勉強しないと、脳が勝手に端折ってしまいます。「頑張って覚えよう!」「正確に計算しよう!」「成績を上げてやろう!」 こういうことを意識するだけで、結果は随分違います。ついでにいうなら、どういう理屈になっているのか考えながら勉強すれば、さらに効果的。気の持ち方ひとつで大きく変わってきます。