2013年1月31日木曜日

理創塾の特徴④ 「中3の1年で勝負する」⑥


マラソンをスタートから全力で走り切ることは不可能です。全力で走るのは最後の最後、ここぞというところで、スパートをかけていきます。勝負を決するのはそのタイミング。遅すぎてもダメ。早すぎるのはもっとダメ。

受験勉強は、マラソンに例えられることがありますが、まさにその通り。中1から受験まで全力で勉強し続けることなんて不可能でしょう。仮に全力で走り出したとしても、ほとんどの人が途中でバテてしまいます。

さて、中1で塾に通い始めたにもかかわらず、成績が下がってしまう人がいます。3学期の期末テストで大きく成績を下げる人も珍しくありません。おそらく勉強嫌いになったのでしょう。周りからこれでもかと勉強に追い立てられたら、嫌になるのも仕方ありません。無理のし過ぎが原因です。

もし成績が下がってしまったなら、もはや塾に通い続けてもほとんど効果はありません。月謝を払って成績が下がるなら、通うことに何の意味もありません。そもそも辞めても辞めなくても、勉強しなくなっていますから、結果は同じです。また、通塾を強要したところで、勉強嫌いに拍車がかかるだけで、何の解決にもなりません。いくら言って聞かせても、親の目を盗んでサボるようになるのが関の山です。

こういうときは、一旦勉強から離れることが得策です。本人が本当に勉強する気になるまで待つしかありません。やる気は周りから強制されるものではなく、自分の中から湧き上がってくるものだからです。

前述したように、その昔、「塾に通うのは中3から」というのが主流だった時代があります。中1や中2の時は学校の定期試験前の1週間だけ勉強し、中3の部活を引退してから本気で勉強する。それが当たり前でした。一旦勉強から離れても、中3になってからやる気になれば、それでいいのではないでしょうか。

どのみち、自分にできるだけの努力しかできないのですから、どうせなら中学生活を大いに楽しんだ方がいいと思うのですが…。

理創塾は中3の1年で勝負します。そういうカリキュラムになっています。中3で0から受験勉強を始めていきます。これまでに塾でつまづいたことがある人でも、勉強嫌いになった人でも、一から勉強できます。これまでのことをリセットして、やってみようと思っている中3のみなさんは大歓迎です。

やはり勝負は中3なのです。慌てることはありません。

2013年1月29日火曜日


理創塾の特徴④ 「中3の1年で勝負する」⑤

では、塾はいつから始めるべきか?
通知表の評価はあてにならないので、定期テストの得点(5科目)で。
塾や家庭教師のサポートなしの場合です。

400点以上がコンスタントに取れている人は、中3の初めか部活動が終わる6月からでも

450点以上が取れている人は夏期講習からでも遅くないでしょう。

400点前後の人は中3の初め(3月・4月)から。

350点前後の人は中2の秋(9月)くらいから

300点前後の人は中2の最初から始めた方が良いでしょう。

これはあくまで目安です。「よしやってみよう!」という意欲が出た時が一番いいと思います。部活が終わった人は6月くらいから入塾を考えてみるのも一つの方法ですね。

理創塾では、中3が勝負と考えています。特に部活が終わった夏休みから集中的に勉強していきます。修学旅行や部活動が終わるこの時期は、これから受験勉強を始めようと考えている中3のみなさんには、入塾を検討するいい時期かもしれません。

それでも、まだ慌てることはありません。勝負はこれからです。今は中間テストに全力投球してください。 

2013年1月28日月曜日


理創塾の特徴④ 「中3の1年で勝負する」④

受験を考える上で、中2は分岐点になる重要な学年です。

数学は「関数」・「証明」、英語は「不定詞」を学習することになります。もちろん、きちんと理解しておかなければいけない単元であり、受験必出の単元でもあります。

だからといって塾がどうしても必要だとは思いません。順調に勉強できているならその調子で頑張ればいいだけで、あえて塾の助力は必要ないでしょう。

中2ともなると、数学も多少のヒラメキやセンスが必要となります。しかし、この段階では、まだ暗記的要素が中心です。英語はまだ暗記が中心。中1同様、自分がたよりの覚える勉強が主となります。となると、学校の授業に注力すべきで、余計な勉強は避けた方がいいということになります。

中1の内容が理解不足ということであれば、中2の早めから塾に通う手もありますが、そうでなければ、「学校の授業をしっかりきいて、自分なりに勉強してみる」 そして、「自分で勉強していてもわからなくなったら、塾を考えてみる」 中2の段階では、まだその程度で十分なのではないでしょうか。

慌てる必要はありません。勝負は中3なのですから。

2013年1月27日日曜日



理創塾の特徴④ 「中3の1年で勝負する」③

中1は、当面、基本事項の暗記が中心です。

英語は「アルファベット」と「簡単な単語」を覚えていきます。数学は、「正負の数」と「文字式」。計算のやり方を覚えておけば大丈夫。この段階では、ヒラメキやセンスはあまり必要ありません。理科や社会も当面は覚えることが中心の学習内容です。つまり、国語を除く4科目が暗記中心の勉強となります。

覚えるだけなら自分でできます。逆に、周囲の助力はほとんど効果なし。本人の努力がモノを言います。なにしろ覚えるだけですから。

 さて、この段階で塾に通うことに、どれほどの意義があるものなのか。週1回、ないし、2回。しかも数10分塾で勉強したところで、正直、たいした効果はないと思います。
それよりは、30分程度の短い時間で構わないので、毎日、家で覚えた方が数倍の効果を得られるでしょう。
 
 ところで、中1の最初から塾に通っていたみなさんにお伺いしますが、1学期に比べて3学期は成績が上がりましたか? 

「最初は簡単だから点がとれるけど、だんだん難しくなるから点数が下がってくるもの」
塾ではそんな説明をすることがあります。だとしたら、最初にいい点をとるために塾に通うのでしょうか? そんなことのために、お金と時間を使うのは少々もったいない気がします。

中1の時くらい、部活や習い事など、中1の今しかできないことを、思いっきりやった方がいい。中1のころから勉強漬けになるよりは、本格的な勉強は中3だけにしておいた方が、楽だし楽しいと思います。わからなくなってから、塾に通っても全然遅くありません。

やはり勝負すべきは中3なのです。

2013年1月26日土曜日


理創塾の特徴④ 「中3の1年で勝負する」②


勉学において、予習は極めて有効。小学生の時に塾で中学の予習しておけば、1学期の中間・期末までは比較的簡単に得点できるようになるかもしれません。しかし、最初に勢いがあっても先細りでは困ります。

「竜頭蛇尾」の例をひとつ。

私(渡辺)は小3の3学期くらいから英語の勉強を始めました。そのときに教わった先生がとてもわかりやすく、しかもおもしろおかしく教えてくださったので、英語が好きになり、小6のころには中3内容まで終わりました。デキも、そう悪くはなかったと思いますよ(笑)

さて、中1。1学期も2学期も定期テストは満点です。アルファベットや簡単な単語、文型などは小学生のときにいやというほど勉強していたので、何も勉強せず100点をとることができました。

でも、これがいけなかった。私は英語は勉強しなくても点がとれるものと思い込んだのです。授業もまともに聞きませんでしたし、宿題もまじめにやらず、英語の学習習慣は全く身につきませんでした。

もちろん、せっかく覚えたこともどんどん忘れてしまいます。3学期にはとうとう貯金がなくなり、平均点くらいしかとれなくなりました。そして、中2で英語はチンプンカンプン。苦手科目になりました。中3ではすっかりやる気を失い、それでも受験のためにいやいや勉強したものです。

どんなに早く勉強を始めたところで、中1英語の授業はアルファベットから始まります。それぐらいなら、学校で習った後で練習すれば済むことです。当然、覚えることに苦労するでしょう。でも、苦労して勉強した成果として、いい点数がとれたら達成感がありますね。次も同じ努力をしてもいいかなと考えるでしょう。

しかし、何もせずに満点なら、「次は頑張って勉強しよう!」などと思うでしょうか。怠惰な姿勢が身につくだけです。

やはり勝負すべきは中3なのです。

(つづく)

2013年1月25日金曜日


理創塾の特徴④ 「中3の1年で勝負する」①

かなり過激なうたい文句ですね。現場の講師ですらこう感じるので、そうでない人にはかなりのインパクトがあると思います。

しかし、今を去ること10数年前、「ゆとり教育」が施行されるさらに前のこと。塾は中3から通うのが当たり前の時代がありました。

当時は生徒数が今よりずっと多く、受験戦争なんて言葉があったころです。高校入試も苛烈を極め、難関校だけでなく、どこの高校を受験するにも相応の努力が必要な時代でした。そんな時ですら、塾は中3から通うのが当たり前でした。

いつの間にか、「塾に通わせるのは早ければ早いほどいい」という風潮が高まり、

  「塾は中1から通った方がいい」
  「小6の春休みから通わせるべき」
  「小学生の時には塾に通っていないと中学に入ってからついていけなくなる」
こんな感じで、まことしやかな噂が蔓延することになりました。

これが事実なら、小学生から塾に通っている生徒のほとんどが、成績優秀でなければおかしいのですが、現実には、そんなことになってはいません。

私(渡辺)は、何年も塾に通い続け、成績が上がらない生徒を何人もみてきました。通塾期間が長いからといって、みんなができるようにはなりません。だらだらやるくらいなら、やる気を持って集中的に勉強した方がいいのかもしれません。

理創塾は、受験に向けて基本的には中3で勝負します。中2の授業はありますが、勝負は中3と考えています。今年度からは、中1の授業はありません。そのあたりのことを次回から数回にわけて詳しくお話しします。
(つづく)





2013年1月24日木曜日

理創塾の特徴③ 「生徒を平等に扱う」


理創塾の特徴③ 「生徒を平等に扱う」

理創塾のチラシにたびたび登場するこの言葉は、なかなか伝わりづらい。でも、私たちが最も誇らしく思っているところであり、最も理創塾らしいところだと感じる部分です。

集団指導の進学塾の多くは学力別クラス編成になっています。そして、一般的に「いい先生」は最上位のクラスを担当します。基礎クラスを担当しないケースが多い。これって、不平等ではありませんか? 
「基礎クラスを担当する教師も十分な指導力を持ってあたっているから安心してください」
これが塾側の言い訳です。だったら、上位クラスの先生と担当を替わればいいのに…。

また、難関校を受験する生徒にだけ手厚く指導するケースもあります。これまた十分差別的ですね。じゃあ、他の生徒たちはほったらかしですか…。


こういう塾にいると講師も慣れてしまって、差別感が次第にマヒしてきます。そして、どの講師もそれが当たり前と考えるようになるのです。悲しいことですね。


理創塾では絶対にそんなことはしません。ありえない。
理創塾には、英数国それぞれを担当する専任講師がいます。朝霞台教室は3人。そして、どのクラスもこの3人の教師が指導します。

また、上位校を狙う生徒を優遇することも全くありません。というか、上位校そのものを優遇することがない。例えば、卒業生の進学先も50音順に表記してあるだけです。


自分が担当する生徒を分け隔てなく、責任を持って自分で指導することができない塾が多い中、生徒を差別せず、どの生徒にも熱意を持って指導にあたることが、本来は当たり前の塾講師の姿です。しかし、愕然とすることに、進学実績に熱を入れるたいていの塾は、生徒への平等意識が薄らいでいます。

「生徒を平等に扱う」ことは、現場の教師が営業活動をしないという方針を徹底しているから可能なことなのかもしれません。いずれにしても、私は、「中学生専門指導」「100%専任講師」そして、理創塾の環境だからこそできる離れ業だと思っています。

2013年1月23日水曜日

理創塾の特徴② 「100%専任講師」


理創塾の特徴② 「100%専任講師」

「中学生専門指導」かつ「100%専任講師」の塾というのはたいへんに珍しいのですが、理創塾の専任体制は、さらにひと味ちがいます。

一般的に、専任講師の仕事は教務だけではありません。電話などの営業活動やアルバイト講師の管理に結構な時間を使います。教務に回す時間なんてほとんどないほどです。
しかし、理創塾の専任講師には営業活動がありません。アルバイト講師もいないので、講師管理の必要もありません。ですから、勤務時間の大半を教務の時間として使っています。授業前の予習はもちろん、教材研究や試験問題の分析、公立・私立高校の見学や研究など、講師が本来やるべき仕事をこなしています。また、理創塾の講師は教務だけでなく、全員が進路指導を担当できます。ただの「100%専任講師」とはわけが違います(笑)

では、営業活動も講師管理も担当しない、指導力に長けたアルバイト講師ではダメか。実際、指導力だけなら、下手な専任より優秀なアルバイト講師は存在します。しかし、受験のことを考えると専任講師に分があると思います。

わかりやすく教えることは確かに重要ですが、今教えている内容が本当に今必要なのかどうかは、受験の仕組みを熟知していなければ判断できません。ムダに難問を解いても意味がありませんし、簡単すぎる問題を繰り返しても力はつきません。そういう意味で、専任講師が指導した方が効果的です。例えていうなら、合格に向けて最短距離の勉強ができるということです。

また、教師は進路のことを考えた指導をしないといけません。「どのレベルの学校を志望しているのか」「志望校に向けてどの程度の努力が必要か」など、生徒の学習状況を見極めて指導することが大切です。以前のブログでお話しした通り、目標もなく、ただやみくもに勉強したところで、成績はあがりません。複雑な埼玉県の高校入試制度を理解した教師でないと、的確な指導はできっこありません。

要するに、進路指導がきちんとできて、かつ、的確な授業内容を考えられる、指導力のある講師が担当することが理想です。手前みそではありますが、理創塾の講師陣は、かなりいい線いっていると思います。少なくとも、そういう努力ができる環境ですし、実際にそういう努力をしています。

理創塾は「理想」を「創る」というコンセプトで開校しました。私たちは「理想の塾講師」であるための努力をしていますし、そのための努力をしたいと真剣に考えています。理創塾の「100%専任体制」は、ひと味違います。

2013年1月22日火曜日

理創塾の特徴① 「中学生専門指導」

このブログは、チラシでは紙面の都合でなかなか訴えられないことや、現場の教師の目から見た理創塾について書いてまいります。

私たち、理創塾の講師は、他塾での指導経験があります。いろいろな事情で、理創塾にやってきたわけですが、他塾を見た後で理創塾を見ると、その独創性とユニークさに驚きます。とても一度に説明はできませんが、少しずつお話ししていきたいと思っています。

さて、今回は、理創塾についてご存じない方もいらっしゃると思いますので、理創塾の特徴について、改めてご紹介してまいります。



理創塾の特徴①「中学生専門指導」

小学生の授業がないのは、生徒のみなさんにとっても、われわれ教師にとっても非常に大きいことです。中学生専門指導について、ちょっとまとめてみました。

① 教師の負担が激減する
 小学生には、「私立中学を受験する生徒」と「公立中学に進学する生徒」がいます。指導する内容が異なりますので、それぞれの学年で「受験用」と「公立用」の予習が必要です。仮に、小学4年生から6年生を担当するとしたら、3学年×2で6学年分の予習をしなければならず、教師の負担が大きくなります。というより、「予習できなくなる」可能性が高い。
 なぜなら、さらにこの後、中学生の授業の予習もあるわけです。しかも、3学年分、学力別クラス編成になっていれば、さらにそのクラス分ということになり、負担は増すばかり。そのうち手が回らなくなって、予習できなくなります。また、指導技術を磨くとか、教材研究をする時間がなくなり、授業のマンネリ化を招く恐れも生じます。
 中学生の予習だけで済む「中学生専門指導」は、教師の負担が軽い分、みっちり予習に時間を割けます。教材研究も毎回できるので、教師の組み立てる授業内容は濃くなります。中学生専門指導の最大の利点はここにあると思います。

② 夕方の時間を活用できる
 小学生を担当しないので、中学生の授業開始時間まで教師は手が空いています。質問に応じる時間もありますし、補習授業をする時間もあるわけです。そしてもちろん、普段教えている教師が担当します。
 何かを学んでいるときに、質問が生じるのは当たり前のこと。そして、それをわからないままにしておいてはいけません。理創塾では、普段担当している教師が質問に応じる十分な時間があります。生徒のみなさんは、わからないことをすぐに解決できますし、教師もわかるまで徹底的につきあえます。これも中学生専門指導の大きな利点です。

③ 時間割を自由に組める
 理創塾(朝霞台教室)の中3の通常授業は、秋から1830215060分×3)です。部活がなくなる9月から授業時間を延長します。定期試験前に希望があれば、夕方の時間帯で補習授業を組むこともできます。また、夏期講習や冬期講習では、思い切った時間配分のカリキュラムを設定することが可能です。もちろん、理創塾では追加料金を頂きませんのでご安心ください。
 小学生の授業がないので、時間割を考えるときにも自由度が高くなります。塾としては、より効果的なカリキュラムを提供できる。そして、それに合わせて教師が授業プランを組み立てられます。相乗効果を期待できるわけですね。
 
④ 落ち着いた雰囲気になる
 小学生は元気いっぱい。小学生のいる塾は活気にあふれています。しかし、中学生、特に受験生には、少し騒がしく感じることがあります。
 比較すると、中学生専門指導の方が落ち着いた雰囲気になります。授業時間はもちろん、自習室を利用するときに勉強しやすいと思います。また、定期試験前には中学生全員が勉強の体制に入りますので、塾全体が一気にぴりっとします。

(つづく)