2013年6月27日木曜日

夏期講習③ 目標

目標のない勉強は、ただやみくもに走るランニングに似ています。疲れるだけで、成果はあまり得られません。それと同じで、ただやみくに勉強するだけでは、嫌になるだけで、実力なんてつきません。

では、夏期講習は何を目標に勉強したらよいのか。ちょっとまとめてみました。

北辰テスト
私立高校では、推薦制度を取り入れています。その際の基準として、9月~12月までの北辰テストの結果が使われます。単願はもちろん、公立の併願校として、ほとんどの方が私立を受験しますので、直近の目標は9月実施の北辰テスト(3年4回)ということになります。

また、公立高校を志望する際の資料として北辰の偏差値を参考にしますので、公立一本の受験を検討している方も、北辰テストを軽視することはできません。

これらのことから、夏期講習では北辰テストに向けて勉強することが最大の目標ということになります。

2学期の中間・期末
私立高校の推薦基準として、3年生の1学期ないし2学期の通知表の成績を使う学校もあります。ですから、入試は来年の1月から始まるのではなく、すでに始まっているといっても過言ではありません。

公立高校は、入試得点と内申点(3年間の通知表の成績)で合否が決まるわけですから、1学期同様、2学期も中間・期末テストに向けての勉強が必要となります。勉強において、先取り学習は非常に有効ですから、できることなら早めに準備して、いい点数を狙いたいところ。夏期講習のもうひとつの目標は、2学期の予習です。

理創塾の夏期講習は、以上2点を中心に学習していきます。

2013年6月26日水曜日

夏期講習② 時間割

理創塾の夏期講習は、教室によって異なります。これは、教室ごとの状況に合わせてあるからです。生徒のみなさんの学習状況や学校の授業進度や夏の行事予定などから総合的に判断して日程と時間割を作成してあります。もちろん、夏期講習の基本的なコンセプトは同じなので、ここでは細かな違いは置いて朝霞台教室の中3を例にご説明します。

1日の授業時間に余裕がある
英数国に80分、理社は70分です。教師が窮屈な思いをせずに、きちんと説明できる時間を設定しました。また、授業内で演習時間を設けてもしっかりと解説できる余裕もあります。特に、理社は70分授業ですから、中1の単元の基礎の基礎から始めて、9月の北辰テストの範囲を終えることができます。

4日連続の授業がない
原則、3日に1度は授業がありません。これは、習った内容を定着させる時間をとるためです。例えば、各科目20分の宿題が出たとします。それを片付けるには、5科コースの場合100分の家庭学習が必要になります。これが毎日続くとなると大変です。ですから、理創塾では、一旦立ち止まって、復習できる時間を用意しました。木曜日には、教室開放の日を用意しました。授業はありませんが、教師が控えているので、質問があれば、そこで解説します。

「日曜日」「彩夏祭」「南部テスト」の日は休み


どんなカリキュラムで勉強しても習ったことをきちんと理解できていないと、テストで得点できません。だからといって、無理して勉強しても長続きしません。休むべきところはしっかり休めるような日程を組んであります。その代わり、勉強する日は思いっきり、しかも、無駄なく集中して勉強できるようなカリキュラムを作成してあります。無理なくムダなく勉強していきましょう。

2013年6月25日火曜日

夏期講習① 夏休みについて

最近の新聞には塾のチラシがたくさん入っています。どの塾も夏期講習の募集が中心です。理創塾のチラシも本日(6/20)入ります。内容はもちろん夏期講習。それにあわせてホームページも夏期講習バージョンにリニューアルしました。

どの塾も、それだけ夏期講習が大事と考えているということです。経営面から「かき入れ時」と考えている塾も多いでしょうが、教えている現場の教師はちょっと違います。夏期講習が重要なのは、うまく利用すると大きく学力を伸ばすことができるからです。私もこれまで夏期講習で力をつけた生徒たちをずいぶん見てきました。今年はどのくらい伸びるのか、今から期待感でいっぱい。わくわくしています。

なぜ、夏期講習で学力が伸びるのか。それは、夏休みという勉強においてはとても重要な期間を利用できるからです。当たり前ですが、どの学年も夏休みは学校の授業がありません。完全に自分の勉強をすることができます。実は、これがとても大きい。例えば、学校の勉強をしながら、これまでの復習をするとします。すると、2つのことを同時に勉強することになり、時間も内容も倍になります。負担が増える分、効率が悪い。勉強しても成果が出にくくなります。

一方、夏休みは学校の授業がない分、復習に集中できるわけです。負担が軽く、結果を出しやすわけですね。もちろん予習をするにも絶好のチャンスです。「先んずれば人を制す」のことわざ通り、勉強において先取り学習は非常に有効です。予習するにも復習するにも夏休みを利用しない手はありません。

しかし、夏休み40日という期間は、勉強するには中途半端。受験生である中3にとっては、長いようで、短かく、中2にとっては、中だるみに拍車がかかるくらい長く感じるものです。結局、何もせずに終わってしまうことだって珍しくありません。うまく使わないともったいない。だから、現場の教師は、塾を活用して欲しいと願うわけです。

さて、この夏期講習。塾によって方針や考え方がずいぶん違います。大きく異なるのは、日程と時間割。もちろん授業内容も全然違います。理創塾は相当ユニークですよ(笑) 

長くなりましたので、今回はここまで。そのあたりのことは、また次回。

2013年5月18日土曜日

ユニークな塾④


「アビット進学指導会」
http://avid.ac.fm/

勢いのある塾というは、いくつか存在しますが、この塾もそのひとつだと思います。
埼玉県戸田市にあるクラス指導の学習塾です。以前、この塾の学院長の講演を聞きに行ったことはありますが、ここも実際に訪れたことはありません。

「言葉できちんと説明しないと『思い』は伝わらない」という考え方をされています。ちなみにホームページをご覧になってください。とにかく文字が多い。でも、しっかり読んでみるとどういう方針で授業をしているのか本当によく理解できます。

例えば、時間割について。「分散学習法」の有効性から判断して、指導内容を何回かに分けて授業した方が良いことなど詳しく説明してあります。理創塾の時間割も同じ考え方ですので、その点では似ているところが多いと思います。

また、塾の情報を克明に紹介しているところも、理創塾に似ている点ですね。通っている生徒も保護者も安心できると思います。

ただし、上位校に挑戦することを主眼においていたり、小学生も指導していたりするので、理創塾とは大きく違っているところもあります。

とにかく、生徒の目線に立ち、きちんと指導している塾であることは間違いありません。生徒の成績も確実に上がっているとも聞いています。様々な統計資料から入試状況を解析したり、指導法を研究したりして、独自の考え方を元に指導を実践しています。そして、「何をしているのか」「どうすべきでどうしたらよいか」などを明確にし、なおかつ、それを周知させる努力を怠っていないところに凄みを感じます。

2013年5月17日金曜日

ユニークな塾③


「谷沢塾(たにさわじゅく)」
http://tanisawajuku.com/index.html

新潟県新発田市にある学習塾です。実際に私は訪れたことはありませんが、ネットで話題になったことがあります。

というのは、この塾は名目上、「個別指導」という形をとっているのですが、教師1人が生徒20名までを担当します。一般的な個別指導塾が教師1人に対して生徒2名までというのが常識の中、20名は極端すぎます。こんなことが可能なのは、この塾では教師が学習指導をしないからです。

では、教師は何をするのか? 勉強のやり方を説明するだそうです。(写真の感じ) 原則は自学自習。それが整うための環境とアドバイスを提供する塾なのです。「マインドマップ」というものを使用しながら勉強していくそうですが、こちらの方はよくわかりません。しかし、効果があるようなので、有効な方法なのでしょう。

いずれにしても、「自らの力で切り拓いていく力」を養うことが目的なのは間違いありません。
これは「本物の実力」を身につけてもらおうという理創塾の方針に通ずるものがあるように思います。いつかは教師のサポートなしに、誰の力も借りずに、自分で勉強できるようになることこそ理想です。そして、最終的に「生きる力」を身につけてほしい。教育者には少なからずそういう思いがあります。

私は「個別指導塾」での指導経験がありますので、その有効性もわかりますが、一点ほど気にかかることがありました。それは、生徒が教師を必要以上に頼ることになるということです。つまり、勉強していく限り、支えを必要とするようになる。自立できなくなるわけですね。

この塾では「個別指導」という形態をとりながらも、自立心を養成するという解決困難なパラドックスを見事に成立させています。「コロンブスの卵」的発想。そういう意味で私が衝撃を受けた塾のひとつです。


2013年5月16日木曜日

ユニークな塾②


「CRAFTWORK(クラフトワーク)」つづき

「午後2:00までに出社してはならない」
「午後10:30までには帰らなくてはならない」

ここで働く教師のルールです。生徒同様、教師も仕事にストレスを抱えないようにとのこと。代表からの厳命です。長く働いても疲れるだけで仕事ははかどらない。だから、翌日に改めてやった方が効率がよいという発想です。

教師にストレスや疲労が少ないので、全員素晴らしい授業を展開します。さらに毎週月曜日に技術会議というのがあり、より合理的で効果的な指導方法を常に研究しています。そのため、どの教師の授業も独創的で面白い。私もずいぶん勉強になりました。

使用教材の考え方も独特で、原則、担当教師の自作プリントを使います。教師は出社後すぐに授業の予習に取り掛かります。その日の授業内容を考え、教材を作成します。つまり、この塾では、教師の仕事は授業の予習だけなのです。

これは結構珍しく、普通の塾では考えられません。というのは、一般的な塾では、生徒数が何名になったとか、いかに募集すべきか、とか、退塾させないためにはどうしたらいいかとか、営業を担当させられるからです。つまり、電話勧誘などに費やす時間で忙殺され、予習はほとんどできないのが現状です。

専任講師がこれだけの時間を使って授業研究する塾は、理創塾以外ではみたことがありません。1回の授業の中身が濃いので、当然、生徒たちの成績は上がっていきます。私が驚いたのは、成績が下がる生徒がほとんどいないということです。これが塾の本来の姿なんでしょうね。徹底して生徒の目線に立ち、教師は生徒のために何ができるか常に考える。そんな塾です。

入ってくる生徒の成績がことごとく上がっていきますので、噂がうわさを呼び、この塾はたいへんな人気をほこっています。なかなか入ることができず、キャンセル待ちの状態が続いています。

私が勤めた塾の中で最も理創塾に近く、考え方も似ています。私も同僚も生徒たちも居心地抜群。理創塾とよく似ています。

2013年5月15日水曜日

ユニークな塾①


数ある塾の中には、「一風変った塾」があります。そういうところは、大抵、規模の小さい中小塾です。大手塾に「変った塾」はありません。性格上、どうしても画一的にならざるを得ないのでしょう。

そういう「変った塾」は元気があります。勢いがあります。通っている生徒の顔や働いている先生の顔も元気いっぱい。キラキラ輝いて見えます。

そんな塾をいくつか知っていますので、ご紹介します。


「CRAFTWORK(クラフトワーク)」(右の写真)
広島県広島市にある学習塾。4年前まで、私が広島で勤務していた塾です。

名前は「CRAFTWORK(クラフトワーク)」 。
塾の代表が、塾っぽくない名前にこだわった結果こうなったそうです。 「○○塾」「○○スクール」「○○アカデミー」「○○学院」 等のありふれた名前にしたくなかったとのこと。 名前にこだわりがあるのは、「理創塾」と同じですね。

この塾、部活があったり、調理実習があったりと、変わってるのは名前だけではありません。また、定期的にライブも開催される。コンサートホールを借り切って、講師や生徒だけでなく、外部からプロのミュージシャンも招いたりと、かなり本格的でした。

これは「人生を楽しみなさい」という代表の考え方によります。勉強だけ学校の部活だけではダメなのだそうで、代表からは、「できるだけ生徒にストレスをかけないように」と常に指示が出されていました。子どもたちが精神的に煮詰まらないようにとの配慮なのでしょう。

一見、ふざけた感じに見えるこの塾の真骨頂は学習面にあるのですが、それは次回、改めてお話しします。(つづく…)